どうして朝起きられないの?
仙台駅から徒歩5分、あなたの心のとまり木 宮城心理カウンセリングの阿部恵子です。
梅雨になると調子が悪くてなかなか起きられない…
気分が下がると眠くなって一日中寝てしまう…
子どもが朝なかなか起きられなくて困っている…
朝起きられないと日中にやらなきゃいけないことが出来なくて困りますよね💦
起きられない理由は「怠け」とは限らないです。
例えば、起立性低血圧では梅雨になると息苦しさを感じ、体を起こすことがつらい人もいます。
さらに、身体が大きい方ですと、心臓から脳へ血液を送る際、心臓は頑張らなきゃいけなくなります。
結果的に起立性低血圧の症状がきつくなり、立ち上がった際には、脳に酸素を含む血液量が少なくなって意識を失ってしまうことも起こりえます。
この他、糖尿病を抱えている方の場合も、身体のだるさが強くなるので起きるのが苦手になります。
トイレ掃除で尿がベタついていたら要注意!
早めに受診してくださいね。
このように、メンタル的な原因以外のものも起きれない理由はありますので、まずは身体的な側面からもアセスメントすることも大切になります。
またADHDやASD傾向がある方の中には、その日の気分に体調が影響されやすく、ストレスをより強く感じると眠くなるケースがあります。
うつなどの場合、ゆっくり睡眠をとることも大切で、重いうつ病では眠ることが大切な時期もあります。
何もせず刺激のない環境でただ休む、眠ることを目的とした治療環境が必要なケース(精神疾患の急性期など)もあります。
それだけでも睡眠や休息が、脳や心身を休ませるのに重要であることがわかって頂けるかと思います。
悲しいことがあった時、寝て起きると少し気分が落ち着いていると言うことありますよね?
脳はストレスを感じると、何とかバランスを保とうとしてシャットダウンしちゃうんです。
でもシャットダウンしても問題解決にならなくて苦しい…
眠りたいのに夜寝れずに昼夜逆転している…
不登校で昼夜逆転な生活になっている…
表面的には朝起きれないのは同じですが、もう少し丁寧に理由を考えてみると、根本的な解決の糸口に繋がります。
では逆に、いつも朝起きられないでしょうか?
比較的はやく起きられる時はどんな時でしょう?
これは、ブリーフセラピーのアプローチです。
どんな条件が重なると朝起きられるのか考えてみましょう。
「辛いことよりも楽しいことがあると起きやすい」
朝起きたら、いつもの食卓にあなたの大好きなメニューが時間限定で出るとしたら起きたくなるかもしれない…
早く起きなきゃ食べられちゃう!
「いつもと違う変化に驚いたり、こうなったら嫌だなって思うと起きやすい」
もしも、なかなか起きれない中高生男子の寝ている布団に、いつも口うるさく起こしに来るはずのお母さんが同じ布団に入って寝ていたらどうしますか?
これはユーモアを活かしたアプローチのほんの導入部分です。
カウンセリングルームの数、クライエントさんの数だけ色んなアプローチがあります。
この方にはこれがベストと言うものをオーダーメイドでアプローチするので、たとえ上記と似たような場面が同じセリフを言ったとしても、他の方にも効果的かと言えば違います。
物事の受け止め方、認知の修正を行うことで知識を身につけ、自分の力で生き方を変える問題解決型の教育的アプローチも宮城心理カウンセリングでは行っており、人間関係のお悩みや今の自分を変えたい方におすすめです。
また、育児相談や不登校(教員免許取得、学習心理、教育心理学、発達心理学、特別支援教育等履修済み)、ADHD、ASD、うつ、不安障害、適応障害、双極性障害(精神医学、精神看護学、臨床心学 他履修済み)などでお困りの方にメンタルだけではなく、身体的側面も含め、総合的なアプローチを行っております。
気になった方はフォームからお気軽にお問い合わせ下さい。

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